最近はブランディングが広まったこともあり、
あちこちで「価値が大切」。
「価値をつくり出す」など聞かれてきます。

たしかに価格競争などに巻き込まれないために、
お客様に価値を感じてもらえることも大切です。
実はブランディングというのはそれだけではありません。

もちろん僕も普段のブランド戦略の現場で
最終的には「価値」を見つけ出したり、
新たにつくろうとしています。

でもまず先にやることがあるんですね。

誰かが初めて知ったり見つけたりする商品やサービスに
その人は、いきなり価値を感じるかといったらどうでしょうか?

人間は初めて触れるものに対して、まず・・・

「この商品を買って大丈夫かな?」
「これを使ってちゃんと機能するのだろうか?」
「お金を損しないか?」
「何か悪い影響はないか?」
「かえって不安や後悔になるのでは?」
「結局他のものを買い直さなきゃいけないのでは?」

こんなことを思うはずです。

販促ステップ

これらの思いがあると、
価値を感じてもらえるところには行き着きません。
まずはこの人のこの思い・感情(不安)を
少なく軽く低くすることから始まります。

不安をなくすことが大切というのは、
価値ばかりクローズアップされてあまり言われてないことです。
でも、大企業よりも小さい事業の場合の方は
特に考えないといけないことです。

大企業と比べると認知度などが低いこともあり
人は選ぶ前にいくらかの不安は出てくるはずです。

これらの不安を解消するために
ブランディングや販促の戦略、
チラシやWebサイトなどのデザインのツールを使いますし、
不安を解消する方法は様々です。

人に自分の「価値」を感じてもらうために、
まず、自分に対しての「不安を解消」してもらうことを
最初にやっておかないといけません。

小さい事業、
特に形のないサービスを提供している場合には
「価値」をつくるよりも大切なことです。


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