4月6日、7日は(財)ブランド・マネージャー認定協会主催、
アドバンスコースのトレーナーを担当しました。
この講座は4日間あり、今回はその後半2日間です。
前半はブランド戦略やブランディングについての理解を深め、
ブランドの企画書ともいわれる『ブランド・ステートメント』を
構築できるスキルを身につけます。
→アドバンスコース前半の模様はこちら
前半を終えて、今回の後半までの2週間で、
このブランド・ステートメント構築を現場で実践していただきました。
実際に現場でブランド構築をやってくるということで、
3日目は、ご参加者の方々にそのブランドのプレゼンテーションを
それぞれやってもらうことになります。
普段のお仕事をされながら、
現場でのブランド構築は大変だったと思いますが、
皆様のブランドのプレゼンテーションは素晴らしいものでした。
しかし、これでは終わりません・・・
プレゼン後は、ご参加者の方々からのフィードバック。
濃い前半2日間を過ごした仲間ですから、
温かくも厳しいフィードバックが続きます。
それぞれの最後には僕もフィードバックをさせていただきます。
皆様のブランドを素晴らしいものにするために、
かなり厳しい意見もお伝えしていきました。
ブランドの方向性は？ターゲットは？ポジショニングは？
ブランドとして顧客に伝える価値は？
ブランドとしての情報や活動は適切か？など、
全てに一貫性を持たせ、顧客への価値を提供できるように
矛盾点や疑問点を徹底的に洗い出します。
短い時間だけで判断するコンサルティングのような感じなので、
全く気を抜くことができません。
なぜおかしいのか？を理解、納得することで、
ブランドとしての完成度が高まっていきます。
翌日の最終日は、プレゼンテーションで受けたフィードバックをもとに、
それぞれのブランドをブラッシュアップです。
2人一組になってそれぞれ行いますので、
全く違う視点からの意見や考えも入ることで、
より精度の高いブランド・ステートメントになっていきます。
積極的な意見交換で、濃いブラッシュアップになりました。
ここでやっているブランド構築は、
セミナーの課題ではなく、実際の業務のものです。
厳しい意見や強烈なダメ出しなども多くあり、
心折れそうになることもありますが、そうさせないのがコレです。
受講者同士がお互いをほめあうというもの。
付せんに相手の素敵なところを見つけて、
それを書いてほめてあげるというもの。
素晴らしいブランドを構築していくためには障害がいっぱいです。
そんなときにこれを見ると、
なんとなく嬉しく、頑張ろうという気分になります。
トレーナーである僕のも書いていただけて本当に嬉しいです。
（大切に持ち帰りました＾＾）
最後は皆で記念撮影。
（帰りの電車の都合で先に帰られた方がいたのが残念ですが…）
ハードな4日間の日程を終えて、皆様とても爽やかな笑顔です。
ブランド構築、ブランディングは地味で孤独な仕事でもあります。
この4日間を一緒に過ごした方々は、
これからもブランディングについて、
知識や意見、悩みや希望を語り合う仲間でいることでしょう。
ブランドの目的は人の購買行動に結びつけることです。
そして、人が動くのは感動するとき。
ブランドは人が扱うものなので、
相手を感動させることをできる人が
素晴らしいブランドをつくっていけるのですね。
僕にとってもそんなことをあらためて実感できるよい時間でした
皆様、本当におつかれさまでした！
こういった講座や出張コンサルティングのご依頼もお受けしています。
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