JR東日本の『行くぜ、東北。』の販促プロモーション。
以前からよい印象をもっていたのですが、
夏のキャンペーンのキャッチがさらによく考えられてると感じています。
行くぜ→来たぜ
このたった一行のキャッチコピーです。
※画像はサイトからお借りしました。
販促や広告の構成やデザイン表現で大切なことのひとつに、
その商品・サービスを利用した結果やシーンを想像させることがあります。
これまでの『行くぜ、東北。』全体のプロモーションで、
『行くぜ』というコピーを消費者に常に伝えています。
この言葉やそれらのプロモーションの要素に何度も接触している人は
東北に行きたいという気になっていることも多いでしょう。
そこへこのキャンペーンの『行くぜ→来たぜ』コピーは、
『来たぜ』という言葉を相手に投げかけています。
「行く」とか「行った」ではなく「来た」という言い回しなので、
既に東北の旅行で現地にいるということになります。
この手法は人の無意識に訴えかける心理学的要素もあります。
「あなたはもう東北にいるんですよ」と、たった一行のコピーで、
すでに東北旅行をしている結果やシーンを無意識で想像させているのですね。
そして東北に来ているであろう楽しそうな家族のビジュアルが
結果やシーンの想像を増大させる役割りです。
これを見る人が東北旅行の当事者であることを、
たった一行で明確に伝えているのが素晴らしいですね。
先日行った宮城県の旅行先でも、
東北旅行に行きたくなるような販促ポスターを見かけ、
同じように東北の旅行にもっと行きたくなりました。
こうしたキャンペーンが成功して、
東北を楽しみに訪れる人が多くなっていくと嬉しいですね。
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