販促ツールのデザインの大切な目的や役割りのひとつに
あなたの商品・サービスのよさを伝えるということがあります。
誰に伝えていくのかというと、
もちろんその商品やサービスを買ってくれそう、
選んでもらえそうな対象になる人（お客様）です。
あなたの商品・サービスのよさを伝えるといっても、
その中には、商品・サービスのメリットや特徴、
期待感、信頼性や不安を解消するもの、価格、高級感や割安感、
入手や連絡の方法・手段、持ってほしい印象などいろいろあります。
どれに重点をおくのか、
もちろんその時の状況によって変わりますが、
少なくとも「キレイ」につくるのが目的でないのは
わかっていただけるとかと思います。
キレイにつくることが目的になってしまい、
これらのことを忘れてしまうことがよくあるのです。
どんなにキレイで立派なデザインでも
お客様に伝えることを考えていないものでは、
それを目的につくられた、
例えばワープロソフトでつくったチラシ広告などの
反応で及ばないことがよくあります。
以前、とあるお店でどこかのデザイナーが
つくったチラシがありました。
見ると確かにキレイにはつくられているものの、
誰に対してなのかわかりませんし、
何を伝えたいのかわからないと感じました。
結果はやはり売れなかったようです。
目的がキレイにつくることになってしまい
お客様に商品・サービスのよさを伝えるということを
考えていなかったようです。
そこで僕がお手伝いすることになりました。
なるべくお金はかけないように
伝えるべき商品・サービスの内容を決めて、
それをワープロソフトでご自身でつくっていただきました。
キレイにつくられたチラシと
比べものにならない反応だったようです。
並べて比べるとたしかにキレイな
チラシのほうが印象はいいかもしれませんが、
それだけで終わってしまいます。
お客様が反応してくれるということでは、
商品・サービスのよさを伝えることを目的に考えたチラシの方が
いいのは当たり前のことですね。
キレイにつくるだけではつくる人の自己満足です。
伝えるには必ず「相手」が存在します。
相手にどうやったら伝わるかを考えないといけません。
それは相手の立場になって考えることです。
お客様の視点に立つことで、
はじめて伝達するという目的が達成されますね。
「売れる」ためのデザインは、ただキレイなデザインではなく、
伝えるという目的のためにでもあるのですね。
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