先日は一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会講座の上級講座、
アドバンスコースのトレーナーを担当してきました。
このアドバンスコースは4日間で前半2日間と後半2日間にわかれています。
僕はブランド・マネージャー認定協会のトレーナー最高位の
マスタートレーナーとして協会主催講座登壇の他にトレーナー育成や、
カリキュラム編集委員として各講座カリキュラム開発も担当しています。
先日、このアドバンスコースのカリキュラムが大幅に改訂され、
それを初めて僕がやることになりました。
前半の2日間で、ブランドの企画書といわれる
『ブランド・ステートメント』の
つくり方や使い方を身につけます。
このブランド・ステートメントをつくることは、
そもそもブランドをつくることです。
ブランド・ステートメントには、
ブランドの背景や目的・目標、
事業や商品・サービスの対象になるお客様や
自社が提供するブランド価値などが記載されています。
これを関係者全員で共有することで、
外へ発信するブランディングの活動が軸を持ったものになり、
より成果を出しやすくなるのです。
前半2日間が終わって、
後半まで2週間の時間があります。
そこで自社の商品・サービスで実際のブランド構築をして、
ブランド・ステートメントをつくりあげてくるという
課題が受講者の方全員に出されます。
後半の3日目は、つくりあげたブランド・ステートメントを
それぞれプレゼンテーションをしていきます。
そのプレゼンをもとに、僕がブランド戦略として
事業の可能性などを判断し、評価や改善点を見つけていき、
その場でフィードバックをしていきます。
このフィードバックが名物にもなっているのです。
別名「瞬発コンサルティング」とも言われます。
普段の業務でやっているコンサルティングは
事前準備も含めていますが、
20分程度のプレゼンでブランドからマーケティングや販促、
さらには社会環境まで判断し、
アドバイスをしていくのでかなり大変ではあります。
また1対1社ではなく、他の受講者もいる中での
公開コンサルティングなので、
また違った緊張感もあります。
受講者の方にとってはこのフィードバックを基に、
4日目にブランド・ステートメントを
ブラッシュアップ（改善）していく作業に入っていきます。
脳に汗をかくとはこのことで、
限られた時間内で内容の濃いワークをこなしていきます。
フィードバックを基に改善された
ブランド・ステートメントの進化はすばらしかったです。
受講者の方はこれを現場に持ち帰り、
さらにすばらしいブランドにしていってほしいと思います。
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