この時代はブランディングが本当に大切になってきました。
そもそもブランディングというのは自社や商品・サービスの価値を高めて『競合と差別化』をすることが大きな目的です。それによって売り込まずに、高くてもお客様に選ばれるようになっていくのですね。
よく企業の販促担当の方や経営者の方などと、その会社の現状やこれからのブランディングのお話しをしているとよくこう言う方がいます。
「うちは〇〇で他と差別化してるんですよ」というような感じで。
実はこれって大間違いなのです。
何が間違いかというととにかく間違いです(笑)
〇〇がどんな内容か?
例えば
商品の機能か、
実績か、
使いやすさか、
価格か、
市場シェアか・・・
〇〇がどんなものでも関係がなく、差別化というものを勘違いしているということになるのです。
どういうことかというと、ブランディングの基になる『ブランド』から考えてみましょう。
ブランドを簡単に言ってしまうと、相手(お客様)があなたの会社や商品・サービスを識別することです。そこからブランディングの差別化を考えてみるとこうなります。
差別化とは、相手(お客様)があなたのことを「あの会社(商品・サービス)は他の会社と〇〇が違う」と認識してもらったら差別化になるのです。しかも大切なのが、この「〇〇」が相手の求めていることでなければいけません。
自分は実績で差別化しているつもりでも、相手が実績なんてどうでもいいと使いやすさを求めていたら差別化でもなんでもありません。「あの商品は、他のと比べて使いやすそうだ!」となったら、『使いやすさ』という点で差別化できているということになるのですね。
なので冒頭で話していた「うちは〇〇で他と差別化してるんですよ」というのは、あえていうのであれば「差別化をしているんじゃないかな?」という感じですかね。もっと確信をついた言い方をすると「ひとりよがり」です(笑)
これではブランディングの効果は全くありません。求められていないことをアピールしてしまうというのは多くの企業でやっていることです。
ブランディングの差別化とは、相手がそう思ってくることで差別化となります。ブランディングは『消費者視点』が大切といわれますが、まさにこれも消費者視点です。
あ、そうそう!
「他の会社と〇〇が違う」というのはその人によって思うことが異なります。
先ほどの「使いやすさ」で差別化してくれてる人がいる一方で、「あの商品は、他のと比べて価格が安そうそうだ!」なんて思う人もいるかもしれません。「価格が安い」という差別化をされたら困りますし、自分たちの思われたい差別化をされたいですよね。
そこで、『どのような条件で差別化されるか』というブランディングが必要になってくるのですね。
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