こういう時代だからこそ特にブランディングが必要となってきました。
ブランディングをやる目的として「認知度を高めたい」と考えている方も多いようですね。
ブランディングの一環として行う広報やPRでも同じように考えられているようです。
そこで認知度について考えてみましょう。実はブランディングや広報・PRの認知度には誤解されていることがあるのです。
ところで、あなたが自宅から会社へ通勤したとします。
その毎回の道のりで、通りが買ったときに「あ、このお店あったね」と思い出すことってありませんか?
ただし、実際にそのお店を利用したことがないというのもよくあるはずです。
それは単に「知っている」とか「見たら思い出せる」という状態です。
実はこの状態が世の中でよく言われている「認知」なのです。よく言われているというのは、多くの人が誤解をしているということでもあります。
「知っている」とか「見たら思い出せる」だけではそのお店からすると全く意味がありません。ビジネスの目的は、実際に利用してもらってお金を払ってもらうことなのですから。つまりこの「認知」では一銭にもならないということですね。
世の中で言われている(ブランディングや広報・PRなどで)「認知度を高めたい」というのはこの単に「知られている」状態のことがほとんどです。
実は本来ブランディングの認知度には2段階あり、この「知っている」状態が1段階目の認知。
その次の段階の認知には「どんなものを提供しているか知っている」状態です。
この認知の中で「(提供しているものの中に)自分の必要なことがある」と相手に思われることがこの段階では重要なのです。
この認知段階になることで、その人に何か『必要が生じた時に思い出せる』ことになります。つまり選ばれる可能性が高くなるということです。
ブランディングの認知度を高めるというのは単に「知られる」ことと誤解されているようです。しかしビジネスにつなげる本当のブランディングを考えるのなら、次の段階の認知をされるように活動をする必要があります。
そのためには、会社や商品・サービスそのものをアピールするのではありません。「私たちは、このようなよいことを商品・サービスとして提供しています」というメッセージとして発信をしていくことが大切なのですね。
こうすることでブランディングのメリットを得られ、ビジネスの成果につながってくるはずですよ。
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