世の中のデザインには広告・販促物やロゴ、パッケージから
商品・サービス自体のものまでがあります。
例えば、あなたはそれの好き嫌いを
判断するときはどうしていますか?
コレがこうなってるから、
色がコレで、フォントがアレで、写真がコレで、
背景がアレで、コピーがこんなので、
さらには用紙があんなのを使っている・・・
だから好きなデザイン。
と、こんな判断のしかたをする方は少ないかと思います。
ちなみに僕はこんな判断のしかたをしていますが、
それは仕事だからというか職業病だからです(笑)
「好き」か「嫌い」かを判断した理由を聞かれたときに、
「なんとなく」と答える方が多いのです。
しかも判断をする時間は、
アレがこうで・・・なんていちいち考えていません。
見た瞬間に判断しているのです。
もちろん僕も普段は「なんとなく」好きとか嫌いとかの
判断を見た瞬間にしています。
ずいぶんいいかげんに判断しているのだな・・・と
感じる人もいるかもしれません。
ではデザインを提供する側、
またはデザインで何かを伝える側にとって、
相手が判断する理由が「なんとなく」というフワフワしたもので、
しかも一瞬で判断されては太刀打ちできないのでは・・・
まさに雲をつかむような話のように考える人もいることでしょう。
実はそんなことはありません。
人間の「なんとなく」という感覚は、
いいかげんなものではなく、正しい判断基準なのです。
心理学や脳科学では、
人間の脳で意識して考えたりしていることは脳全体の約3%、
残りは全て無意識といわれるもので約97%といわれます。
ということは脳のほとんどが無意識ですね。
「なんとなく」の判断は脳の無意識の中で、
ちゃんとした判断が行われているのです。
無意識というのは、
その人の過去の経験でつくられています。
どんなものを「好き」か「嫌い」かが
無意識の中でしっかりしたものがあるはずなのです。
3%の意識の中には出てこないことですから、
「なんとなく」という感覚になって好みが出てきます。
ということは、人の無意識を探ることで
「好き」と判断されるようなデザインを表現することができます。
無意識を探るといっても、
過去の経験は人によってそれぞれ全く違うので、
全ての人の無意識を探っていくのは不可能です。
そこで、特に広告・販促物やブランディング、マーケティングでは、
「このデザインは誰に対してのものなのか」という
「対象」を明確しなくはいけません。
対象を絞り明確にすることで、
その人が無意識で考えていること、
何が好きで何が嫌いなのかというような
思考パターンを探りやすくなりますね。
対象にとって「好き」というものであれば、
そこから「売れる」という人の行動になっていきます。
あなたが(広告・販促物などの)デザインで
効率よく「売れる」をつくるためには、
人の無意識、そしてその無意識をつくっている
行動や思考パターンなどを探っていくことが必要なのです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
小澤歩(有限会社グレイズ)への
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