マーケティングは「売れる仕組み」づくりといわれ、ブランディングはその「売れる仕組み」を効率よく動かすものです。この売れる仕組みが企業を繁栄させていくために大切なことで、企業規模の大小を問わず取り入れてほしいものです。
では、その売れる仕組みをつくる際に大切なことは、まず「売れる」ということを考える必要があります。それはどういうことなのかを考える前に、「売れる」の反対の言葉を考えてみましょう。
「売れる」ですから、反対の言葉は「売れない」となりますかね。
・・・いいえ、違います。
「売れる」の反対の言葉は「売る」です。
なぜこれが反対の言葉かというと、誰が行動するかという視点で考えてみます。「売れる」は、いい方を変えるとお客様が「買う」ということになります。こっち(企業側)は何もしていないのに、お客様が自ら買う行為をすることです。つまり「売れる」はお客様の行動です。
それに対して「売る」は、その言葉通りに企業の行動です。これは営業や売り込みということになりますね。
お客様と企業の行動ということで「売れる」の反対の言葉は「売る」となるのです。企業の行動である営業や売り込みを好む人はいません。 「売れる仕組み」をつくりお客様が自らの意思で買ってくれるためにはこれを意識しておく必要があります。
「売れる」はマーケティング、「売る」はセリングということもできます。マーケティングとセリングが相対する言葉なのです。
よく「お客様の視点を持つ」なんていわれますが、それってかなり曖昧な言葉ですね。僕の考える、マーケティングや売れる仕組みの中でのお客様の視点というのは「お客様の行動」を考えることです。その行動の中で、お客様はどんなことを考えているか?どんな状態なのか?と想定することです。
お客様の視点で考えていくと、広告や販促などの企業活動って営業や売り込みになってしまうことが多々ありますし、お客様側もそう感じていることでしょう。そうならないためには、広告や販促で買わせようとしてはいけません。さらにいうならば、単発の広告や販促、例えばチラシ1枚だけやひとつのwebサイトだけで買ってもらうことは難しいのです。
そこで「売れる」という結果を出すために、広告や販促などの企業活動を組み合わせて「売れる仕組み」をが大切なのです。例えば、この広告を見てもらった後は、次の販促へ誘導してあげる。そこからさらに別の販促へ誘導・・・行動をしやすいように段階を踏んでもらい、最終的に買える場所へお客様自ら来てもらうようにします。
売り込みではなくお客様が行動しやすい環境を広告や販促などの企業活動でつくってあげること。これがマーケティングやブランディングで「売れる仕組み」をつくることです。
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