企業や店舗が売上をのばす活動として「集客」や「販促」があります。
似ている言葉なので同じ意味に捉えている方もいらっしゃるようです。
よく「集客とは集めるではなく集まるです」とか
言われることがありますが、本質とは関係ありません。
「集客」は何か、何のためにやるのかというと、
『見込客を集める』ことです。
見込客というのは、まだ「お客様」ではありません。
あなたの商品・サービスを利用してくれたり、
お店に来てくれる「見込み」のある人をいいます。
見込客を集めることなので、集客ができただけでは、
ビジネスの目的である購買にはならないのです。
そこで「販促」の活動が必要になってきます。
「販促」は何か、何のためにやるのかというと、
『見込客に対して、ある期間で購買意欲を喚起させる』ことです。
これができて、あなたの商品・サービスを選んでもらったり、
買ってもらえる状況になっていくのです。
このふたつの活動は、相手に伝えることややるべきこと、
目的が全く違ってきます。
「集客」として、見込客を集めるには、
ある人にあなたのことを知ってもらう事から始まります。
そこから、その人自身が必要だと思っていることと、
あなたのできることの関連性を認識してもらえるようにしていきます。
「自分に関係あるかもしれない」と思ってもらえることで
見込客になっていくのです。
見込客になったら、買ってもらうための活動をしていくことになり、
ここで「販促」の活動になっていきます。
プロモーションなどのイベントや告知をしていくのです。
既に、あなたのことを選んでもらえそうな見込みのある人なので、
効率よくアプローチできることでしょう。
デザインでも「売れる」ためには必ず意識することがあります。
この色は？このコピーは？このフォントは？このレイアウトは？
というように全ての表現に意図や目的を持つ必要があります。
企業やお店の活動も全く同じです。
今やっているのは「集客」か？「販促」か？ではなく、
何のためにやっているのか？見込客を集めようとしているのか？
購買行動を起こさせようとしているのか？と
自分自身の活動の意図や目的を持つ必要があるのですね。
それによって活動やデザイン表現に軸ができて、
相手に伝わりやすくなっていくのです。
ぜひ、これからの企業やお店の活動で、
今やっているのは何のためにやっているのか？と
意識してみてくださいね。
きっと「売れる」に結びついていくはずですよ。
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