最近、見るたびに違和感を感じるCMがあります。

『好きな言葉は「情熱」です。』
『好きな言葉は「向上心」です。』
『私たちは○○○のドクターです!』・・・という
とあるどこかの美容外科クリニックのCMをご存知の方も、
そうでない方もいるかもしれませんが、それです。

ブランドの信頼性

おそらく美容外科のイメージを変えたく、
人間性をアピールしようとしているのですが、
何かおかしく違和感をおぼえます。

テレビのCMは、知らない人に知ってもらうこと、
認知度をあげるのが大きな目的です。
そうなってから、次によい印象を持ってもらうことや、
購買につながる信頼をもってもらうことです。

あなたが、初めて出会う人に
いきなり自分の人間性をアピールしようとしたらどうでしょう。
最初に、好きな言葉は「情熱」なんです!なんて言ったら、
相手は引いてしまうのではないでしょうか。

キレイな言葉を出すだけでは、よい印象や信頼にはつながりません。

よい印象を持ってもらい、信頼してもらうために、
相手がどんなことでそう思ってくれるのか?
では、その前に自分が何もので、何を提供している人なのかを
先に知ってもらい、理解してもらうこと必要です。

どうすればよい印象を持たれるのか、
信頼できる材料は何かというのは、人によっても全く違うのです。

情熱や向上心という言葉を出しておけば、
とりあえず大丈夫だろうというのは、
お客様の視点にたっていない、ある意味傲慢です。

このCMは予算もかかっていて大きな企業でやっていることです。
一見、戦略的なことをやっていそうな大きな企業でも、
浮世離れというか、お客様との距離感があまりにも大きいので、
お客様の視点が抜け落ちてしまっていることも珍しくありません。

顧客視点

もっとお客様に近い、僕たち中小企業やお店では、
お客様のことを想う視点を持っていれば、
彼らとは違う素晴らしいものをお客様に提供できる気がしませんか?

そうやって広告販促やブランディングをしていくことで、
信頼されて愛される企業や人、商品・サービスになっていくのですね。

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