先日は2019年初めての出張。お隣の国、中国の大連へ行ってきました。
リクルートさんのご依頼で、同社の中国のパートナー企業である益划APP社さん主催の講演で、中国の経営者へ向けてブランディングや販促をお伝えすることになりました。中国は15年くらい前に行った北京以来2度目です。もちろん中国語はわからないので大連空港に着いて入国するだけでも一苦労です(汗)
講演の会場は、大連で人気のあるグランドハイアット(宿泊もここです)のバンケットルームで行われます。主催企業の益划APP社のスタッフの方達が夜中まで会場の設営をしてくれました。僕らもその中で通訳の先生を交えて打ち合わせです。
講演では冒頭に中国語で挨拶しようと通訳の先生にレクチャーを受けたました。外人さんが日本に来た時によくやる「コンニチワ、ドモアリガト」みたいなあれです(笑)
挑戦したのは簡単な挨拶ですが・・・む、難しい(汗)
通訳の先生が発音した中国語挨拶をiPhoneに録音させてもらい、さらにカタカナで書いてもらったアンチョコで、前日の夜は猛練習です。(講演の予習よりもこっちに手間取ってしまったという)
当日は設営が澄んで、午前中からリハーサル。日本でやるよりはるかに大掛かりなセットや照明、音響まで準備される力の入りよう。会場は満席で中国メディアも7社取材に来ていました。
日本からは僕と、人材のコンサルタントである植竹剛先生も同行され、まずは植竹先生の講演です。その後は僕がブランディングをテーマに講演をさせていただきました。
中国の経営というと戦略よりも販促施策などの「手段」の方に目がいってしまうようです。戦略的でなく手っ取り早い手段としての販促施策となると結局安売り競争になってしまいます。日本でもまだまだその傾向がある経営者は多いですが、中国では特にそのようです。
となると、やはりブランディングやマーケティングの意識が大切ということで、長期的な販促に落とし込めるよう戦略、特に実際に日本で活用されているブランディングの戦略をお伝えしてほしいとのご依頼でした。
僕が話をした内容を同時に通訳してもらうので、同じ時間の日本の講演の半分くらいのボリュームになってしまいます。できるだけポイントを押さえてお伝えすることにしました。経営を安定させるには「手段」よりも先に「目的」を考えること。その目的のために、何をすればいいかと手段が出てくるのです。
ブランディングは、自社の価値を高めて、競合との差別化をすることを目指す戦略です。そのために「誰に」「何を」「どうやって」伝えるかが重要。中国ではまだまだブランディングの意識が低いということを事前に聴かされていたので、できるだけ基本中の基本で講演の流れを構成。
ブランディングは価値のつくり方が大切で、高級なものや規模の大きさは関係ありません。お客様の困っていることや望んでいること(ニーズ)に注目し、それを自社のどこで解決してあげるか?それがブランディングの価値となることを特にお伝えしました。
講演資料は事前に中国語に翻訳してもらってますが、翻訳されたものを見ても作った本人(僕)が何て書いてあるかわからない・・・(笑)
ブランディングには微妙なニュアンスもあり、講演ではどのように通訳されるかがわからないので不安でしたが、聴講された方の反応をみると、熱心に聴かれたり必死にメモをとっていたりととても良い感じです。
通訳の先生が事前に意識合わせをしっかりやってくれたのがよかったですね。最後に公開で質問を受けたのですが積極的に手を挙げていただき、こちらも盛り上がりました。
やはりブランディングの可能性や効果は日本だけでなくどこのビジネスでも共通ですね。
中国で、中国の方にブランディングの講演をするなんていうのはもちろん初めてですが、とてもよい経験をさせていただきました。プレゼンテーションを教えていることもあり、もともと自信を持っていたのですが、今回の中国講演で自分のプレゼンテーションスキルがさらに上がったような気がします。一言で表すと楽しかった!
最後にイベント終了後に主催をしてくれた現地会社の社長や幹部、スタッフの方々とパチリ。
僕の左隣にいるのは今回の主催をしてくれた益划APP社の程社長。さらにその左の黄色いジャケットの方は今回日本からご一緒させていただいた植竹剛先生。僕の右隣の女性は今回の企画をしてくれたリクルートさんのドリスさん。皆さんのおかげで大成功でした。
この後、社長や幹部の方々と打ち上げ的な夕食。アワビだカニだと食べきれない豪華な料理でおもてなしを受けました!
シェシェダジャオ谢谢大 小泽步(僕の名前は中国ではこう書くようです)
>>この中国出張の番外編のブログ記事もあるのでよかったらそちらも読んでみてくださいね。
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