最近は、「ローソン」で従業員がアイス用ケースに
寝転んだ写真をフェイスブックで公開したことからはじまり、
店舗などでのアルバイトスタッフがこういった写真をソーシャルメディアに
投稿して問題になるというのをよく見かけます。

新しいところでは、「ブロンコビリー」というステーキチェーン店で
こんなことが起こったようですね。

ステーキ店員、冷凍庫に腰まで入り撮影・投稿

この問題があってから、抗議なども多数あり、
「ブロンコビリー」の本部では『ブランドの毀損』として、
問題のあった店舗を閉店することに決めたようです。

「冷凍庫写真」の店舗閉鎖へ ブロンコビリー、再開断念

ブランディングとは、相手が購買行動を起こしたくなる
ブランド・イメージを持ってもらうために活動することです。
「このような価値がある」ブランドだと思われるように
その対象の相手(ターゲットである消費者)に発信をしていきます。

相手に「このような価値がある」と思ってもらうためには、
ブランディングの活動としてデザイン表現や販促の活動はもちろん必要ですが、
スタッフの態度や行動もそれに合わせていく必要があります。

外へ発信するものが全て一貫した印象を持たれるようになって、
はじめて「このような価値がある」というブランド・イメージを
相手が持ってくれるようになるのです。

インナー〜チームブランディング

ということは、デザイン表現や販促の活動に
「このような価値がある」を落とし込むだけでなく、
企業や店舗の社内のスタッフや関係者全員に
「このような価値がある」ことを理解してもらわけなればならないのです。

逆にそれができていないで、社内の意識がバラバラになっていては、
このニュースのようなことが普通に起こってしまいます。
これではブランディングの意味や効果がありませんし、
むしろマイナスのブランドになってしまうでしょう。

まずは確実に外の相手に発信していくためには、
企業や店舗に関わる内部の意識を統一する必要があります。
その上で、「このような価値がある」ということを一貫して
相手に発信することができます。

これをインターナル・ブランディングやインナー・ブランディングとよばれ、
僕がマスタートレーナーとして所属している(財)ブランド・マネージャー認定協会では、
チーム・ブランディングというよび方もしています。

それをするために企業や店舗の社内のスタッフや関係者全員で、
自社は「どんな価値を誰にどうやって提供しているのか」という
ブランド・ステートメントやクレドカードを
作成しているところも多くなりました。
これははブランディングを効率よく行う考え方、手法で、
最近では中小企業や店舗でも多く取り入れられています。

強いブランドを築くためには、
一般的に言われる外へのブランディングだけでなく、
前提として内へのブランディングが必要になってくるのですね。

 

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