チラシやWebサイト、パンフレットなどの
広告・販促物を構成するのによくある構成要素として
『お客様の声』があります。
これはその商品・サービスだったり企業やお店だったりを
実際に利用した人のご感想など(顔写真付だったりしますね)が
掲載されています。
お客様の声として感想などを載せるのは、
単に商品・サービスの紹介の延長や、
レイアウトスペースを稼ぐために載せるではなく、
お客様の行動心理をふまえた理由があるのです。
あなたの扱っている商品・サービスが
どんなに素晴らしいものであっても、
初めてその存在を知った人はまだ素晴らしさに気づいていません。
たとえ、その人にとって必要なもの、
利用すればよい結果が得られるものでも
まだそれをわかっていないのです。
そのためにチラシやWebサイト、パンフレットなどの
広告・販促物などで商品・サービスのよさを
伝えようとしていくわけです。
そこで問題があります。
広告・販促物というのは、
世の中で多くは「宣伝」として認識されてしまいます。
宣伝は下手をしたら「売り込み」と思われることだってあります。
そう思われてしまった場合は、
広告・販促物で、あなたの商品・サービスのメリットなど、
いくらよいことを言ったとしても、
見る人には「所詮自分で言っているだけでしょ」と
思われてしまうことだってあるのです。
ブランディングの戦略には「リスク」という考えがあります。
そのリスクとは「買って損をした」「時間の無駄だった」
「ケガをした」「使っていることを知られたくない」など様々です。
つまり人は不安を持っていたり、買った後に後悔をしたくないのです。
何をリスクと感じるかは人それぞれですが、
そのリスクを回避させてあげることで、
「自分にとって必要なよいものかも!」という
感情になっていくのです。
そう思ってもらい、選んでもらう、買ってもらうためには、
信頼性や安心感のあるものだということを
伝えなければいけません。
あなたの商品・サービスが素晴らしいもので、
信頼性がや安心感があるものであること。
後悔しないというリスクがないものであることを、
第三者に語ってもらうのが『お客様の声』です。
お客様の声をもらえる人は、少なくとも1回以上は
あなたの商品・サービスを利用したことがある人です。
その人が実際に利用して、
どんなことを感じたのか?どんな結果になったのか?
利用する前の不安はこうやって解消できたというような
実際の感想を知ることができれば、
信頼性や安心感や安心感につながります。
広告・販促物を見る人は、
『お客様の声』で信頼性や安心感を持ってもらい、
商品・サービスの特徴や他のところで、
買いたいという気持ちになっていくことになるのです。
『お客様の声』は単に広告・販促物の
スペースを埋めるためにあるわけではありません。
あなたの商品・サービスの素晴らしさを第三者に語ってもらい、
それが信頼できるものであることを
伝えるためにあるのです。
日々の企業活動の中で、
どうやってお客様の声を入手するかという仕組みづくりも
広告・販促の戦略として必要なことです。
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