ネットの朝日新聞デジタルにこんなニュース記事がありました。
【大阪】夏祭り、夜店のくじに当たりなし 露天商の男を逮捕

当たりの入っていないくじ引きで金をだまし取ったとして、大阪府警は28日、大阪市西成区天下茶屋2丁目、露店アルバイト毛利川強(もりかわつとむ)容疑者(45)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。容疑を認めているという・・・
[朝日新聞デジタルより]

酷い話ですが、珍しいことではないのかなとも感じています。

先日、このブログでも
祭りの出店が『選ばれる』マーケティング的販促
というタイトルで記事をアップしました。

これは、最近の祭りの夜店・出店で、
単に「たこ焼き」「お好み焼き」
「焼きそば」というような店名や商品名だけではなく、
そこに「相手にとって価値あるもの」を表現するお店が
いくつか出てくるように感じたという内容です。
これは相手に価値を伝えていくという
ブランディングやマーケティングの視点が、
一部入っているような感じですね。

ただし、僕が「一部」入っているような「感じ」と
表現したのは理由があります。

お祭り夜店ブランディング

ブランディングやマーケティングの本当の目的は
相手に価値を伝え、提供し、満足をさせ、
その後にファンになってもらったり、
リピートをしてもらうことを目指していくことです。
さらにそうしてくれる人の数を増やしていくことです。

お祭りの夜店というのは、各地のお祭りを転々とします。
あるところのお祭りでたまたま来てくれたお客様は、
その場限りということになってしまいます。

ということは、そもそもリピーターになってもらったり、
お客様に価値を提供するという視点が抜けているのでしょう。
いくらブランディングやマーケティングの視点で
表面上だけマネをしても、お客様に満足を提供できません。

価値があるように表面上だけ見せて、
本当の満足を提供していないところも未だにあるのでしょう。
「今いるお客様にまた来てもらおう」という感覚などないのですから。

リピートを考えないビジネスといえば、
観光地での飲食店やお土産屋などもそうですね。
旅行でその土地を訪れた人は、次にいつ来るかわからない、
そもそももう来ないかもしれない。
ということは、今目の前にいるお客から取れるだけ取ろう。
旅行でこんなお店に遭遇するのはそんなに珍しいことではありません。
寂れてしまっている観光地は、こんな感覚を持っているのでしょう。

本質としてお客様に価値を提供し、満足をさせる。
その価値を販促やデザインで表現していくことで、
お客様が喜んでくれて結果自分も喜ぶということになるはずです。

これが商売繁盛していく一番よい方法ですし、
販促・マーケティング、ブランディングを行うときは、
常に持ってるべき考え方です。

 

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