先日、歩いていて見つけたとあるお店。
アルファベットで店名が書いてあって、
遠くから見ると雑貨か服飾のお店かと思いました。
よく見ると、そうではないようです。
「obento.」とありますのでこれは『お弁当』のことですね。
何度も利用している人ならともかく、
初めてこれを見る人はなんのことかわかりませんね。。。
中を覗いてみたり、店頭の販促ポスターなどを見てみると、
扱っているものは至って普通のお弁当やお惣菜。
この看板デザインを採用したお店経営者(?)は、
オシャレな雰囲気にしたかったのでしょう。
かといって、売っているものが普通のお弁当やお惣菜なので、
このお店の対象になる人は、
普通の普通のお弁当やお惣菜を求めている人たちです。
間違ってもオーガニック野菜などの食材や、
それらで作られたお弁当やお惣菜を
求めている人ではありません。
このアルファベット表記のオシャレな看板を
普通のお弁当やお惣菜を求めている人が
初めて見たとします。
自分が求めている普通のお弁当やお惣菜が
売っているお店と思うでしょうか。
これらの人は、もともと知っている「ほっ○もっと」や
「オリ○ン弁当」などに行ってしまうことでしょう。
逆もあります。
オーガニック野菜などの食材を求めている人は、
この看板デザインを見て勘違いをして
お店に入ってくるかもしれません。
自分の求めている商品がないとわかったこの人は、
もしかしたら2度とこのお店にくることはないかもしれません。
自分の期待を裏切られたのですから。
せっかくお金をかけて何か販促ツールのデザインをするのだから、
オシャレなもの、カッコいいものを作りたいと思うのは
当然のことと思います。
しかし、自分の対象になるお客様の求めているものと
関連性のない販促ツールのデザインを見せてしまうと、
かえって逆効果になることがよくあるのです。
「オシャレなデザイン=売れる」ではなく、
売れるデザインは、あなたの対象のお客様が
「自分の欲しいものと同じ雰囲気!」と感じるデザインが
「売れる」という結果に結びついていくのですね。
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