以前行った箱根のゴルフ場内に温泉旅館のパンフレットがまとめて置いてありました。
もちろんゴルフ場に来るお客さんへの認知や集客・販促を目的にしているのでしょうね。
この棚を見渡していくつもパンフレットがある中でいちばん目立っていたのがこれでした。
なぜこれが目立っていたかというと、
他の温泉旅館のものはしっかりと温泉旅館にに求められる期待や信頼感、非日常感を
表現してそれぞれ世界観がデザインされています。
これは素人 がワードでつくったようなデザインで
色や文字バランス、レイアウトがバラバラです。
そして料金を前面に出しただけの安易なコピーで
この温泉旅館のウリになるものや特徴が全くわかりません。
しかも他は三つ折りなのに対してハガキサイズの安価な用紙で、
印刷は見てすぐ にわかるインクジェット(おかげで紙が反ってる)・・・
マイナスな意味でいちばん目をひきました。
はたしてゴルフに来るような人がこれを見てどう思うでしょうか・・・
いちばん目立ってるのにこの温泉旅館が選ばれる可能性がいちばん低いでしょう。
本当はよい温泉旅館かもしれないのに、
これだけで安っぽいところと判断されてしまうのですね。
広告・販促物は単に目立てはいいというわけではなく、
「どういう目立ち方をしてどんな印象を持たれればいいのか?」と
深く考えていく必要があります。
僕は予算をかけさせないために
自社内で広告・販促物をつくることを勧めることがありますが、
そもそもの業種業態、場所と相手、状況をちゃんと考えてつくらないと
大ケガをすることになります。
その典型的なひとつの例がこれでした。
広告・販促に予算をかけないのは大切ですが、
必要なところには経費ではなく投資として必要なところでもあるのですね。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
小澤歩(有限会社グレイズ)への
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