先週はDTPエキスパートやクロスメディアエキスパートなどの資格発行をしている公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)さんの主催でセミナー講座に登壇してきました。
『紙&Webを活用した売れる仕組みづくり講座~顧客の集客力アップを実現する~』というタイトルで、僕が企画をさせていただいた2日間の内容です。

初めての開催にもかかわらず、おかげさまでお申し込みがすぐに定員に達してしまい、その後も問い合わせが相次いだということで、急遽増席しての開催となりました。

紙&Webを活用した売れる仕組みづくり講座紙&Webを活用した売れる仕組みづくり講座

このセミナー講座は、印刷会社の方に向けてのもので、クライアントを支援するためにマーケティングや集客・販促の売れる仕組みを構築することが目的です。
これからの印刷会社(広告会社やデザイン会社も)単にチラシやパンフレットなどの広告・販促物を制作して納品するだけでなく、クライアントの集客や売上増などの成果を提供することが求められています。そのためには、当然売れる構成をしたチラシやパンフレットなどの広告・販促物をつくることができるスキルはもちろん、クライアント企業の集客・販促計画の立案、つまり売れる仕組みを構築することが必要です。

売れる仕組みをつくることは、ブランディングの戦略で実際に行う企業活動でもあります。クライアント企業にブランディングを提供するうえでも、売れる仕組みを構築できるスキルは必須なのですね。

そこで、売れる仕組みとはどのようなものかを考える際に、「売る」と「売れる」の違いを知っておく必要があります。「売る」は企業の行動で「売れる」は消費者・顧客の行動です。つまり売れる仕組みをつくるには「顧客視点」を持っていなければなりません。集客・販促で顧客視点を持って「売れる」ためには「お客様が(購買)行動しやすい環境をつくる」のです。
そこで広告・販促で購買行動をしやすい環境をつくってあげるのが、売れる仕組みをつくることになります。

 

消費者・顧客(お客様)は、買う(来店)などの行動の前に、未認知から認知、そして見込客、一般客、リピート客など様々な段階を踏んでいきます。そこで各段階で何を伝えるべき内容を決め、その段階に合わせた広告・販促ツールを使い、次の段階へ誘導していく計画をつくることで売れる仕組みができていていくのです。さらにチラシやパンフレットなど紙媒体の広告・販促ツールだけではありません。ネット広告やSEO、ソーシャルメディアなど紙媒体の広告・販促ツールではカバーできないところまで、売れる仕組みに組み込んでいきます。どのようなキーワードでネット検索されるのかを想定することも売れる仕組みでは大切です。
Web制作会社やネットマーケティングの業種では紙媒体まで網羅することはありませんが、印刷会社、広告会社、デザイン会社は今後紙媒体とWebのどちらも活用することでより大きな成果を期待することができるのです。

集客・販促の売れる仕組み 

売れる仕組みはどのような業種・業態の商品・サービスにも活用できますが、金融や保険、システムやIT、美容やエステサロン、広告やデザイン、葬儀や介護など形のないサービスや住宅や不動産、建設、宝飾品などの高額な商品で特に効果的です。形のないサービスや高額な商品はいきなり買われることはありません。売れる仕組みの中で購買行動しやすい環境をつくる意味でも、扱っている商品・サービスを「買いやすいもの」と「利益を出すもの」に分ける必要があります。分けた商品・サービスも、未認知から認知、そして見込客、一般客、リピート客など様々な段階の中でアピールするものを変えていきます。

こうすることで、ブランディングの活動のメインになる売れる仕組みができていきます。このセミナー講座は、僕が広告・販促やブランディングのコンサルティングでクライアントの集客や売上増、単価アップをした成果を体系化したもので、確実によい結果を期待できるものです。売れる仕組み、しかも紙媒体とWebを活用したスキルを身につけられるセミナー講座は他ではあまりないので、2日間終了後も大変高評をいただきました。少しずつでも取り入れてクライアント企業の支援に貢献してもらえたら嬉しいです。

今回ご参加されなかった方も、ぜひ次の開催をお待ちください。
また、JAGATさんでの開催はもちろん、何かの形で僕のところで研修として提供したり自主開催セミナーでもやりたいと思います。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいね。

 

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このようなセミナー・研修をご希望の方、また小澤歩(有限会社グレイズ)へのブランディングや広告・販促物企画デザイン、コンサルティング・アドバイスのご相談・ご依頼は>>こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

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