あなたの他に同じようなものがあると差別化しずらいですね

あるひとつの商品でも、切り口によって全く違う商品になることってあります。
例えば「醤油」です。

醤油はいろいろな使い道がありますし、各メーカーから市販されていますね。
もちろん各社で材料や製法など特徴はあるでしょうが、
僕たち消費者にとっては違いというのはわかりにくいので、
今まで使っていたものだったり、好きなメーカーのものを買うことが多いはずです。

デザインも印象に残るものは少ないですし、
醤油メーカーにとっては、どれも同じものに見えてしまい、
競合他社と比べて差別化をしずらいものですね。

お客様に合わせて切り口を変えると違う商品に!

ところが切り口や視点を変えてみると、
同じ醤油でも全く違う商品になることができるのです

たまごにかける醤油

「たまごにかける醤油」
おそらく醤油の中身は他のものと大差ないはずです。

それでも、たまごかけご飯が好きな人は、
明らかに他と違う醤油として捉えることになりますね。

デザインでも、たまごかけご飯用としての印象を持たれるように
色やフォント、イラストを使って表現しています。

この他にも、こんな醤油がありました。

ヨーグルトがおいしくなる醤油アイスにかける醤油
「ヨーグルトがおいしくなる醤油」
はびっくりしましたが、
さらに「アイスにかける醤油」まで(!)

もちろん、商品としては画期的な技術をつかっている醤油ではなく、
普通の醤油と大差ないものでしょう。

どれも、ネーミングで専門性をアピールしているだけでなく、
デザインでもそれぞれの特徴を表現しています。
ヨーグルトやアイスを食べたい人にとっては、
普通の醤油と違うものとして捉えてくれることになります。

他と違いはささいなところを絞り込みデザインで表現

他の商品やサービスなどでも、同じことがいえます。
競合他社と違いを出して、お客様に選んでもらうために、
新しく画期的なものを開発しなければいけないと考える人は多いでしょう。

ところが、これらの醤油のように、お客様の求めていることを絞って、
それに対して、今までの商品やサービスを切り口を変えて表現する。
もちろん、パッケージや広告販促ツールのデザインも
お客様が求める表現をやりやすくなっていきます。

差別化というのは、こんな些細なところから始まっているのですね。

 

   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆

 

小澤歩(有限会社グレイズ)への
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