昨日はいつもお世話になっている(公社)日本印刷技術協会(JAGAT)さんの50周年をお祝いする懇親会に参加してきました。職員の方とJAGATさんと関わりの深い講師など方だけの内輪的なものということで、そんな会に呼んでいただいて大変光栄なことです。

それにしても50年続くというのはすごいことですね。

特に印刷業界は常に進化をしています。その中でJAGATさんが業界の中心の団体として活動を続けていくのは簡単ではありません。

jagat 50周年

よくテレビで何百年も続く老舗を紹介している番組などがあります。そこで店主が「長く続ける理由は、変わらないこと」と、ほとんどこのような台詞が出てくるのを聞いたことがある方も多いでしょう。

長く続ける理由は、変わらないこと・・・実はこれは嘘です。テレビ用のリップサービスに近いものがあるかもしれません。

 

時代は常に変わっています。今は時代の変化が早いと言われていますが、昔だって同じで変化はあります。そんな中に変わらないままでいたら長きにわたり続けていけるはずはありません。こういった老舗が続く本当の理由は「変わらないこと」と「変えるべきところ」を知っているからなのです。その上で、変えるべきところで新たな挑戦をし続けているからこそ、時代に求められるものを提供し続けられ、企業として継続していくことができているのです。

マーケティングやブランディングの戦略でもこれらを意識しておくことは大切です。本質的なところは変えずに、時代に合わせて変えるべきところは柔軟に変えていくことが必要。そうすることによって、周りからは変わっていないように見えて、長く続くことができるのですね。

 

JAGATさんも、印刷という文化を創ることは本質として残しつつも、印刷の技術だけでなく時代に合わせてマーケティングを取り入れることで、今でも印刷業界の中心としてさらに大きく発展しています。逆に印刷の技術だけに凝り固まっていては今の繁栄はなかったかもしれません。

企業は社会の一員として、世の中に価値を提供し続けていく必要があります。そのために、どこを変えてはいけないのか、逆にどこを変えていいのかを判断する能力こそがますます重要になってくることでしょう。

 

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小澤歩(有限会社グレイズ)へのブランディングや広告・販促物企画デザイン、コンサルティング・アドバイスのご相談はこちらのお問い合わせからご連絡ください。

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